称賛をかち得ている時が危険
2014年8月24(日)吉名言集
いいお話見つけました。
称賛をかち得ている時が危険
インフルエンザで昨日寝込んでいた友人が
、今日は復活して電話をくれました。
そして、彼はこう言いました。
「病気になると、健康のありがたさが身にしみてわかるよ」
ほんと、そうですよね。
私たちは、何かを失った時に、
そのことのありがたさに気づくことがあります。
日ごろは「当たり前」だと思っていることが、
実はとてもありがたいことであることに気づきます。
あなたの周りの
「当たり前」をいろいろ挙げてみてください。
どうでしょうか?
当たり前のことが、
よく考えるとありがたいことですよね。
心理カウンセラーの衛藤信之さんが、
以前、講演でこんな話をされていました。
ご自分の小さいお子さんが
難病にかかられて入院され、助かる確率が
非常に少ないことを医師から宣告されたそうです。
そんな時期に、クライアントさんから、
「先生、うちの息子は反抗ばっかりするんです」という相談をされ、
内心、うらやましくてしかたなかったそうです。
「自分の子どもの難病が治って、
元気に反抗してくれるようになったら、
どんなにありがたいことだろう」と、思ったそうです。
相談してくるクライアントさんは、
「息子が元気でいること」の
ありがたさには気づいていないわけです。
「そんなことは当たり前」と、
もしかしたら思っているのかもしれません。
人生でピンチや逆境に直面した時にも、私たちは謙虚になり、
順調にいっていた時のありがたさを感じます。
一方、人生が絶好調の時に謙虚さを失いがちになります。
そんな時、当たり前のありがたさを忘れてしまうと、
それを思い出させるために、またピンチがやってくるように思えます。
ナイチンゲールの書簡集に、次の言葉があります。
「人間は称賛をかち得ているときが一番危険なときである」
また、中国の古典「菜根譚」にも、
「順調にいっている時ほど、慎みを忘れてはいけない」
と書いてあります。
順調な時に謙虚さと感謝の気持ちを忘れず、
逆境の時には希望と勇気を忘れない。
そんな生き方ができるように人になりたいものですね